他の番組と重なっていたため、録画していた番組を昨夜見て
現在放送中の【ドクターX】と重ねてしまいました。
『横浜市立病院、患者取り違え事件』
1999年1月11日
74歳と84歳のともに男性患者が、肺と心臓の手術をすることになって
いた。この日は、看護師が忙しくて2人を1人の病棟看護師が
エレベーターに乗せ、手術室前に運んだ。
手術室の看護師が「Kさんですね?」と患者に聞いたが、Kさんは
左耳の難聴のため曖昧に返事をしてしまった。
Kさんは、本来の手術とは違う部屋に運ばれたた時麻酔科医が
「あれ?こんなに白髪が多かったかしら。しかも入れ歯だから
外してほしいと事前に言っていたのに、歯がそろっている」
病棟に確認したが、間違いなくKさんは病室から降りてきているという。
その後、カルテが渡され、執刀医も「麻酔装置をしているのだから
見た感じが違うのも、そのせいだろう」ということで、本来と違う手術が…
後から手術が始まったTさんは、必然的にKさんとしてまたもや違う
手術をされてしまうことに。術後、数時間経って患者を取り違えたことに
気付く。
昨日の放送では、最初にKさんの執刀を行った医者が、裁判後
メスを置き、医者を辞めたことを告白。一生「どうして…」を自分に
問い続けることになると言ってました。
2013年の医療事故は3049件と、減るどころが増えている。
「人間は間違いを起こす動物である」
これを前提として、患者さんに識別バンドをする、事前の確認を
怠らないなど大きい病院ほど、同時に違う手術が同時刻に行われ
がちですから、慎重にも慎重をお願いしたいものです。
この取り違え事件の2人の患者さんは、後に死亡されています。
手術しなくてもいい所にメスを入れられ、患部はそのままでしたからね。
手術を重ねる度に体に負担がかかる。
時間を早く済ませたらいいとか、そんな医者だと任せられない
気のせいだよ
はぁ? 事前に面談してるんでしょ?
そう思いながら、昨夜の放送を見ていたものです。
裁判ともなれば、どれだけ患者側に心身共に負担がかかると思うんでしょう。
弁護士も引き受けたがらない訳ですよね。