「身内の誰かが仕事を定年になったの?」
誰もがそう思うでしょう。定年って言えば大体『仕事』の事が
ほとんどですから。ただ、最近は色んな定年があるんですよ
先ずは『主婦の定年』
息子夫婦と同居していて、息子たちに料理を作ってもらい
自分は台所に立たないということ。
もちろん、掃除も洗濯も任せることになりますね。
そして、最近問題になっているのが『地区の役員の定年』
正月に夫の実家に行ったとき、義父が言い出したんです。
「ワシゃー75歳になったら、役員はできんけー
やらんでもいいようにと言いたいんじゃがのぅ」
これって、私の住む自治会でも取り上げられた問題です
でも、私が入居したときみたいに若い人は多くなくて
私の住んでいる建物でも、20世帯のうち4世帯は70歳以上の
お宅なんですよ。それが、地区の役員免除になったらどうなりますか
6~7年に1回回ってきた役員が、もっと早い年月で回ってくる。
若いだけじゃなくて、妊婦の人も最近は1年飛ばさずに
役員をしなくちゃいけないみたいなんですよ。
私のように『見た目、病気だとわからない』お宅の人もいます。
私が平成23年度、一緒に役員をした人は20歳代と70歳代の人です。
私は地区の運動会で、午前中気分が悪くなり早退させてもらい
自宅で3時間ふっ倒れていました
その間、用意したけど余ったジュースなどを運動会に出てくれた
お宅に配ってくれたのは70歳代のお宅の方です
確かに年をとると色んな病気にもなるし、気力も衰えがちでしょう。
でも、若いから全員が元気だとは限りません。
昔はそんなに世間に知られなかった『心の病』が増えているのを
知らない人が多すぎます。
特に『心の病が原因』で退職したという、学校の先生が増えてきている
そう新聞に出ていました。
授業の準備や子供に勉強を教えるだけじゃなく、保護者への対応
部活の顧問としての指導・勉強会への参加・学校行事の増加など
色んな仕事が増えて耐え切れなくなったということです。
医者なら「もう手術ができるほど体力が無くなった」ということも
ありえるでしょうが、私の子供の頃は『60歳定年で退職』が
ほとんどでした。
義父は町内会に提案するつもりだったらしいですが、義父の班は
18世帯。私の知る限り、30歳代~50歳代の世帯は2つ。
義母も「ここらは、みんな年寄りばかりじゃけん無理よ」って。
そんなところへ私らが住むようになったら、絶対私の負担が
増えるに決まってるでしょーが
「運動会も参加なしにすればいいのに…」
そう義父が言うのもわかります。私らの地区でさえ『自分が役員』の
時以外は不参加 というお宅ばかりなのに。
働いているお宅が増えている時代に、日曜日くらい休みたいと
思うのは当たり前かなと思います。
平日が休みのお宅も多いですけど…
私も元気だったら、役員をしなくちゃいけないかなと思いますが
なったことの無い人にはわからないと思います。
反対に、70歳代くらいなら戦争中に生まれて鍛錬されているから
頭の回転は悪くなったとしても、足腰は元気という方も多いですよ。
役員を年齢で区切るのはどうかと思うんですけどね┐( ̄ヘ ̄)┌
だって、掃除の時役員に命令して「ここも掃除せんといけんのよ」
って、誰が役員かわからんっていう口の達者な70歳代の人も
いるんですから。
「あなたが役員の責任者になれば」
毎回そう思います。
役員をするのが大好きな人もいるんですけどねー
うまくいかないものです