私が独身時代に経験した事。
当時は子供のこと、あまり好きではなかったんですが…
母の勧めで、月に1回地区の会館で華道を習う事になりました。
家にいるなら、何かしたら？
反抗しても太刀打ちできないので、仕方なしにです。
一緒に習う事になったのは、私の母親世代の人ばかり
途中から夫と結婚する前の会社に入社が決まりましたが『土曜日』で
会社も週休二日だったから、習うのには支障ありませんでした。
そんなある土曜日のこと、1人の方が
「私の姉が亡くなった時、母親が横たわっている
姉の布団に入ったのを見て、気持ち悪くなった
」
他の人たちがどんな反応をしたのか、覚えてはいないのですが
私は
「自分の娘が先に亡くなって、どんな気持ちなのか
あなただって母親じゃん。そんなこともわかんないの
」
そう思ったのを今でも時々思い出すんです。
知らない人がそういう光景を見たら『ゾッ
』って言うのは
わからなくもない。私も義母が同じ事をしたら…と思わなくもないですが。
世間一般の常識から外れているから？
それとも、既に死んでいる遺体と同じ布団に入るって事？
確かに他に聞いたことはないですが、それほどに悲しかったんじゃ
ないかと思ったんです。その後、自分のお母さんと接し方が変わったとか
詳しい話はされませんでしたけど。
野生の動物でも、死んだ子供を離さない母親のことを聞きます。
一緒に布団に入らないだけで、側を離れないとか遺体を
ずっと持ち歩くとか…
あまりにも愛おしく、離れがたい、死んだとは思いたくないって
母親だからじゃない？死んだ娘は“ただの遺体”？
死を怖いという気持ちは私にもありますが、知らない人たちの前で
話すことだろうか？って、すごく複雑な思いでした。
その方に直接は言いませんでしたけど。
私の考え方、変でしょうか？
8月の花
・アサマフウロ…【陽気】
フウロソウ科。日本固有で、名前の由来は、長野県浅間山にちなむ。
花の色は赤・紫。高原の湿った草地に生え、高さ60～80センチになる
多年草である。日本のフウロソウ属では最も大型で色も鮮やかで
ある。ハクサクフウロより色が濃い。