昨夜9時を回ったころ、1本のがかかってきました。
むちうちによる体調不良で、臨床検査技師を退職した幼なじみの
Mさんからでした。
「Yちゃんが死んだんだって」
Yちゃんは5歳になる年、今で言う『年中さん』の時からの幼なじみ
Mさんよりも古い、そして少ない私の幼なじみです。
昨日の午前、すい臓がんにより亡くなったと別の友人からがあり
私に伝えてくれたとのこと。なにぶん、お母さんには口止めを
していたそうです。それで、私は母に告別式の事もあるので直ぐに
しました。やはり、同じ地域に住んでいながら知らなかった。
そして、今日母からをもらい明日の午後に告別式をするのを
教えてもらいました。私の弟が亡くなった数か月後にYちゃんの
お父さんが亡くなり、告別式をした所でYちゃんも…
私の母がお悔みを言いに行った直ぐに、昨夜知らせてくれたMちゃんの
お母さんも来られ、詳しい事情を聞いたのだそうです。
昨年の秋、急に痩せてきだして元々の病気で診察してもらっていた
病院で検査してもらったら『すい臓がん』が発見
手術をして一時帰宅もできていた。そして私たちに年賀状も
書いてくれていました。
それが、のどの手術をした後“だ液の出が悪くなり”、のど越しのいい
食べ物しか飲み込めなくなっていた。手術は奇跡の成功だったのに
体力が持たず、ICUに入ったまま40日ほどで旅立ったそうです。
症状の自覚のある人は少なく、わかった時は手遅れという場合が
ほとんどで、一般的な健康診断では見つからないだろうとのこと。
胃の痛みや背中の痛みと思う事が多く、わかりにくいらしいです。
Yちゃんは、以前入院した時も退院してから話をしてくれて、今回も
助かると思っていたのか…。何度も入院して薬もたくさん飲んで
いたみたいです。
明日も寒くなりそうですが、告別式に参列してきます。
私の母も、今夜の通夜と明日の告別式の両方に顔を出すと
言ってました。
倒れて半身が少し不自由な年子の弟と、お母さんを残してさぞ
悔しかったろうと思います。ただ、一番可愛がってくれたお父さんの
元に行けるだけが、幼なじみの救いでしょう。