昨夜テレビの『Mr、サンデー』を見ていて、深刻に思い出しました。
娘が中学生の頃『職場体験』というのがあり、その報告で男子が
近所のスーパーに行ったところ、店の人が
「万引きは死ぬほどある」
と言ったと聞いたのだそうです。
とある鮮魚店で、万引きをした人を最初は警察に通報し引き渡していた
けど、一向に被害が減らない。「もう二度としないように」と注意されて
釈放されるくらいだからと。そこで、自衛手段として
『罰金1万円を払うか、顔写真を貼るかを選べ』
お金を払うのを拒否したら、「私は万引きをしました」という紙を体の前に持ち顔出しの写真を撮り、店内に貼りだす事を合意するというので決着している。
はたして本当に合意の上での事なのか?
脅かして写真を貼りだしてはいないかが区別がつかない
この件について、アンケートを番組で取ったら
・やりすぎだ…50,2%
・やりすぎではない…49,8%
と賛否が拮抗していました。
「一度情報が出てしまうと、ネットに乗り永遠に消されることはない。
まして未成年の場合、更正の機会を失くしてしまう」
「これくらいしないと、何度もしてしめしがつかない」
という意見が取り上げられていました。
万引きというのは『窃盗罪』に当たり、決して軽い犯罪ではない。
10年以下の懲役に科せられる場合もあるというのを認識しなくてはいけない。
何度も万引きしている人の一覧表をレジの横に置き、誰もが閲覧
できる状態にしていた店。また、280円で『万引きしている人を映したビデオテープ』を販売していた店。いずれも、店側だけが知っていればいいことであり、販売ともなると“利益を上げている”ということで、禁止処分となった。
警視庁の調べでは、昨年の万引きの認知件数は13万4876件。
推定被害は358億円だという。
本屋さんの場合、1冊万引きされたら5冊売らないと元が取れない。
万引きが原因で閉店したことがある。
事情聴衆のため、半日拘束され仕事にならない…など店側の負担が
大きく、中には20冊まとめて万引きされたこともあるなど被害は深刻である。
私の利用するスーパーの本屋さんは、『万引きしたら警察に通報します』と、店内に貼ってあり監視カメラも作動しています。
ただ、警察に通報したらそれですべての人が更正するのか?
2003年のある日、本屋で万引きをしている中学生を見つけ警察に
通報。学校名もウソだったため連行しようとしたら、中学生は逃走をはかった。
しかし、逃げるのに必死だったのかその子は電車にはねられ死亡するという事態になり、
本屋には『人殺し』などの嫌がらせが殺到という事件も…
私自身は万引きを見たことはないし、間違われたら嫌なので
エコバックの口を紐で絞り絶対『他の人からも入れられないよう』にしています。
スタジオでの決着は付きませんでしたが、よくよく子供にも言い聞かせ
「お金を払えばいいんでしょ( ̄^ ̄)」
など開き直る行為はしてはいけないと
悪い事は悪いっていうしつけも必要だと思います。